造作家具

いよいよ今週末の完成に向けて、仕上げ工事も大詰めです。


左官屋さんが壁の目地処理や

下地塗りを行った後、

ヨーロッパ漆喰を塗りました。

日本の漆喰ではつなぎに

スサなどが使われますが、

ヨーロッパのものは石が入っている為、

独特の質感が生まれます。

 

仕上げを平滑に仕上げるのが難しく

今回も熟練の技の見せどころです。

 

 

左官屋さんの漆喰塗りが終わった後、

建具屋さんが造作建具を取り付けました。

このモデルでは造作建具も多く、

新しい取り組みを行っています。

 

写真は2階の洋室に設けた室内窓です。

木の枠とデザインガラス越しに

里山側の窓を通して緑が見えます。

そして今日、待ちに待った家具屋さんによる

造作家具の取付けが行われました。

家具屋さんが多忙で数か月前から

お願いしていた造作キッチンや洗面台などの

作業が最後になってしまいました。

それでも、その出来栄えはさすがで

待った甲斐がありました。

オーダーで作っていた人造大理石の天板や

ステンレスのキッチンカウンターとの

納まりもバッチリでようやく肩の荷が

下りました。

 

キッチンの背面にも空間に馴染むように

すっきりとした家具を造作してもらっています。

もちろん使い勝手も重視した上で、

家電品などの収納まで考えた家具です。

 

比較的単純なカタチの収納は

大工さんが造作していますが、

このような複雑な形状の物は

家具屋さんの仕事になります。

 

家具屋さんの作業が終わったところから水栓や洗面ボウルなどの

設備の器具付けを設備屋さんが行っています。

この後、さらに塗装屋さんが塗装を行います。
電気屋さんも照明器具やコンセント、スイッチなど取付けを行っています。

 

これだけ多くの職人さん達が短期間に入り乱れて作業をすることは珍しく、

あらためて職人さん達の連携プレーによって一つの建物が
出来上がっていくのを実感しました。

 

塗装の後、玄関土間の石貼りを行い、床の養生を剥がして、

ハウスクリーニングで完了です。

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