2015年

12月

08日

プラン時に考えたこと

里山住宅博の計画ですが、私たちの土地(16号地)については北側が里山に面した広い敷地ということで、良い意味で非常に悩みました。

最初はコスト面やこの住宅博の後のことも考えて、普段行っている家づくりを標準化したオーソドックスなプランと仕様で検討していましたが、考え出すとやはり違ったご提案も行っていきたいと思い、今回のプランとなりました。

まず敷地が南北に細長いということでアプローチが長くとれるので、

緑を楽しめるアプローチにしたいと思いました。

一番悩んだのが、里山をどう見るかということです。

敷地から見て里山は下への傾斜地となりますので、考えたのが少し上からの眺めということでした。

そこで、リビングを少し上げてスキップフロアとし、里山側に大きめの窓をとっています。

平面図ではわかりにくいですが、中2階のリビングから北側の庭と里山をいつでも眺めることができ、

四季の変化も感じることができるように考えました。


リビングの下は大きな床下収納として利用し、上はロフトと吹き抜け空間としています。

こういう高低差を付けることでつながった楽しい空間になると思います。

普段の生活を考えて、洗濯などの生活動線や適材適所の収納計画もしっかりと行いました。


また、建築地である上津台は三田市とほぼ同じ気候で、南の方に比べると寒い地域になります。

そんな地域でも快適に過ごしながら省エネになる家を実現するために弊社が所属しています

新住協と言う会で推進しているQ1住宅という省エネの高断熱住宅で計画しています。

Q1住宅を簡単に言いますと、通常の省エネ住宅に比べて快適な温度を維持しながらも

暖房エネルギーが半分以下になるような住宅のことです。

その為に断熱性能を高めるのはもちろんですが、窓の設計がとても重要になります。

計画では南側の窓を大きくとって、冬の日射をしっかりと取り込み、

夏の日射を遮るように軒の出を深くしています。

窓を開けることのできる季節には風が通り抜けるように北側の上部に窓を設けています。

(ロフトに窓やトップライトを計画しています。)

住宅博の開催期間は主に夏場ですが、夏でもその快適性を体感して頂ける良い機会になると思います。

 

外構については田瀬先生にご指導頂き、適度にプライバシーを確保しつつ、

建物と庭がつながる計画としています。

南面の2つの掃出し窓をウッドデッキでつないでその前の部分を

ウッドデッキと段差のない芝庭としています。

さらにその先には家庭菜園を行えるスペースを確保しました。

ご家族で野菜作りなども楽しんで頂ければと考えています。

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